お知らせ

古いロックレバーは交換しましょう

輸入の古いアルミサッシの鍵部品を交換したいというご相談を頂きました。

窓は、ミルガード(Milgard)のオーニングサッシ(下側が外に開いていく窓)。

写真のように、ロックレバーが2つ付いているタイプですが、現在ミルガードは樹脂サッシのみを製造していて、アルミサッシの製造はありません。

こういう場合、交換用の修理部品は手に入らないのかと思われがちですが、私たちは部品メーカーから超アッツすることが可能です。

ただ、このロックレバーは、形状が似ていても実際には大きさが違うものがいくつか存在しますから、注文の際は注意が必要です。

本体は鋳物で出来ていますから、相当無理に鍵を掛けない限り破損することはありませんが、ロックのストッパー部分が樹脂で出来ていますから、この部分が長く使っていると割れたり千切れたりしてきます。

その寿命はおおよそ15~20年。それくらいになったら、消耗部品として交換すべきなんですが、家の部材は一生壊れないという誤った考えを持ったお客様もいらっしゃいます。

ですから、まだ使えると思い、その後修理のタイミングを逃してしまって、最終的には施工した住宅メーカーもメンテナンス不可とさじを投げてきます。

そうならない為にも、交換可能な時はすぐに交換することが大切ですし、そういったメンテナンスをしてくれる専門業者を見付けておくことも重要です。

今回は、ロックレバー以外にも取付け用の短いビスも欲しいというご依頼を頂きました。ビスなんて大したことはないと考えるかも知れませんが、インチで作られた特殊な長さのビスですから、日本で手に入れることはほぼ不可能です。

それを無理矢理センチ単位のビスで代替しようものなら、取付け穴が広がってしまったり、ビスが思うように入らず飛び出したりしてロック出来ないなんてことになるかも知れません。

特殊な輸入部品だけでなく輸入の取付けビスまでも、私たちは調べて手に入れることを行います。それは、輸入住宅について日頃から研究・調査を怠らないから出来ること。

施工についても、他の業者さんが出来ないことでも、きれいにそして通常以上の施工精度で行うことを常に心掛けています。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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全ての窓ガラスを交換しました

先日から引き続き、曇ったペアガラスの交換を行っている愛知県の輸入住宅。

全部で大小6枚のガラス交換をしなければならなかったのですが、昨日残っていた4枚を無事に交換出来ました。

サッシは、ミルガード(Milgard)の輸入樹脂サッシ。

写真は、2連になった上げ下げ窓のシングルハングサッシですが、片方は上窓、もう片方は下窓建具のペアガラスに内部結露が発生していました。

ガラスの周囲のスペーサーにはたくさんのクラック(割れ)が入っており、そこから雨水や湿気がペアガラスの中に浸入してきたのが原因です。

今回も新しいペアガラスは遮熱型のLOW-E断熱ガラスを採用していますから、屋外からの熱をシャットアウトするだけでなく、太陽光の紫外線もカットします。

普通の国産サッシであれば、建具枠にガラスを入れるだけだと思いますが、輸入サッシのペアガラスは建具枠に専用の輸入防水テープで固定しなければなりません。

でなければ、建具の周囲からまた雨水が入ってしまい、せっかくのペアガラスが将来曇ってしまうリスクが発生します。

勿論、防水テープの張り方も雨が入らないようなやり方(手順)がありますので、張る順番を気にせず適当に作業をすることは問題です。

また、防水テープも経年劣化を起しますから、テープを保護しながらガラスを更に防水する為にガラスの周囲を防水処理しなければなりません。

そして、最後にガラス押え(押縁)を枠に装着するのですが、これも慎重に作業をしないとせっかくのガラスを割ってしまったり、押縁自体を折ってしまったりしますので、修理のハードルは結構高いかも知れません。

<関連記事>: 大きなガラスは破損に注意 (2025年9月2日)

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やっぱり、間違えてました

昨日、マーヴィン(Marvin)製インテグリティ(Integrity)のダブルハング用バランサー等が入荷してきました。

全部で40本を超える数ですが、これら全てを1軒のおうちで使用します。

マーヴィンが日本から撤退してしまってから随分時間が経ちましたが、インテグリティを含めてサッシ用部品はほぼ手に入らないといった状況です。

調達ルートがある私たち ホームメイドでは、多少時間が掛かっていますがこのようにたくさんの部材を手に入れることが可能です。

ここのおうちの窓はダブルハングサッシが殆どで、窓が10ヶ所以上ある状況ですから、こうなるのも不思議ではありません。

ただ、複数のものをこれだけ大量にオーダーすると、アメリカの部材メーカーの方は出荷担当がよく間違えを起こします。今回もその御多分には漏れず、いくつかの部材で数量や仕様の異なるものが送られてきました。

よくあることですから然程問題にはしませんが、普通の日本の業者ならこれを見た瞬間パニックを起こしてどうしようということになるかも知れません。

私たちはすぐに部材メーカーに英語のメールで連絡を入れて、入荷してきた部材の内訳や数量を知らせると共に、オーダーした内容との違いを詳しく案内して、足りないものの再手配をお願いしました。

輸入住宅の修理部材を自前で調達するということは、こういうことが苦もなくやれなければなりませんので、仕事のハードルは高いかも知れません。

また、商品に対する知識や経験がないと、入荷した部材が正しいものか、間違ったものかも分かりませんから、経験がない人が手を出すことはリスクしかないと思います。

お客様には調達した部材に間違いがあった旨すぐに伝えて、もう少しお待ち頂くようにお願いしましたが、こうした案内をしておけば、状況も理解出来るし予定もある程度覚悟が出来るので、私たちに対する安心感も違うはずです。

輸入住宅ブームの際におうちを建てたお客様は、メンテナンスをどうしたらいいのか心配していらっしゃる方も多いと思いますが、価格こそ上がったにせよ今の処調達出来るものは多いですから、修理したいというものは早めに相談して直しておかれることをお勧めします。

だって、私たちだっていつまでこの仕事をやれるか分からないですし、部材だって調達出来なくなるものが多くなってくるかも知れませんから・・

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この強化ガラスは相当重い

愛知県のお客様から、掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)のガラスが割れたとのご相談を頂きました。

写真をよく見ると、ガラスとガラスの間の金属スペーサーも錆びているようですから、ペアガラスは内部結露を起こしていたのかも知れません。(金属スペーサーの表面には、たくさんのひび割れもあります)

サッシ・メーカーはよく分からないということですが、FIX(ハメ殺し)側の幅80cm x 高さ180cmという大きなペアガラスが装着されているようです。

割れたのはペアガラスの外側のガラスだけですから、室内側のガラスによって雨風の侵入の恐れはありません。ただ、このままでは防犯の観点や断熱性能でも問題がありますので、早めに直すに越したことはありません。

しかしながら、ペアガラスというものは、2枚あるガラスのうち1枚だけが割れてもペアガラスそのものを交換する必要があります。

また、ペアガラスに飾り格子が内蔵されている場合、新しいペアガラスに入っている格子と既存のペアガラスに入っている格子で形状やサイズ、配置が異なるということで、ハメ殺しドアの方だけでなく可動側ドアの方も同じガラスメーカーのものに交換する必要があります。

勿論、ペアガラスは全て強化ガラスが使われていますので、費用も重さも結構なものとなることは否めません。因みに、今回の強化ペアガラスは、恐らくドア1枚当たり60kg以上になるのではないかと考えております。

掃出しサッシの2枚あるペアガラスの1枚の外側ガラスだけが割れたというトラブルですが、それをきれいに直すとなると大変な手間と知識が必要になるのです。

また、単にガラスを交換するだけでなく、防水及び気密を保つ為の施工も追加で行いますから、将来の不具合も最小限となるはずです。

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スウェーデン製輸入サッシのロックハンドル

名古屋市のお客様から、スウェーデン製のサッシの取っ手が取れてしまうという相談を頂きました。

窓メーカーは不明ですが、ハンドルには「SP」というロゴのような表記が見受けられます。

この窓は下の方から開いていくオーニングと呼ばれるサッシですが、写真のハンドルの状態では鍵が解除されて窓を開けることが可能です。

ただ、このハンドルが根元から抜けてしまうという状況だと、ハンドルを持って窓を閉めるという操作が出来ませんから、使い勝手が少々よくありません。

それでも何とか工夫をして窓を閉めることが出来るようですので、その状態でハンドルを水平にすると両サイドからカンヌキ(デッドボルト)が飛び出して鍵が掛かる感じです。

とは言え、やっぱり不用心ですから、ちゃんと直しておきたいのは人情です。

現在、スウェーデンの部品メーカーに問い合わせをしていますが、こうしたハンドルはどの窓メーカーでも結構使われているみたいですから、仕様・寸法さえ合えば、調達出来るように思います。

ただ、このハンドルを1本だけ輸入するとなると、商品代よりも輸入経費の方が高く付いてしまうと思いますので、その点は仕方ないですね。

このハンドルは台座部分を含めて一体型の製品ですが、ハンドルを引っ張ったり押したりして長く使っていると、経年劣化してハンドルが抜けてしまうというトラブルは発生してしまうかも知れません。

ハンドルを交換すれば、今後の窓の使用にも問題はありませんから、少し予備のハンドルも調達して将来の破損に備えることも大切です。

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補修後の玄関ドア枠

少し前に玄関ドアのドア枠が腐ってきたので、部分的に腐らない材質のドア枠で交換したというブログ記事を書かせて頂きましたが、修理作業の途中の写真だけで完成した後の写真をお見せしていませんでした。

そこで、今日はそこの部分の写真をご覧頂こうと思います。

ドアの敷居から20cmくらいの場所までの腐っていた木枠を切り取って、そこに樹脂を練り込んで製造された腐らない枠材を加工して取り替えました。

塗装も、防水性や吸放湿性のあるカナダの水性塗料 パラペイントを塗りました。

よく見ると、木のドア枠とのつなぎ目が分かるかも知れませんが、足元ですのでほぼ気にならないレベルかと思います。

勿論、敷居の下の方まで腐らないドア枠を差し込んでいますから、雨水がその部分に溜まったとしても、全く問題はないと思います。

玄関ドアだけでなく勝手口ドアも、ドア枠に雨が染みて腐って困っているというお客様も多いと思いますが、私たち ホームメイドなら将来も安心な補修が可能です。

シロアリ被害などで酷いことにならないうちに、ちゃんとした修理を行うようにしたいものです。

<関連記事>: 玄関ドアの枠が腐っていませんか? (2025年8月8日)

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そのうちオープナーも壊れます

愛知県にある輸入住宅ですが、お客様からビルトイン・ガレージのドアに取り付けてある大きなバネが切れてしまったというご相談を頂きました。

写真がそのバネですが、ドア上にあってこれが巻き戻る力を利用して、重いドアを持ち上げる機能を果たします。

このバネをトーションスプリングと呼ぶのですが、木製のガレージドアと比べてスチール製のドアは比較的軽いのか、電動オープナーの力でも何とかドアが持ち上がるといった状態です。

ですから、ドアを開閉するには問題がないように見えますが、オープナーはオーバースライダーのドアを前後に移動させるという役目を果たすだけで、重いドアを引き上げるという機能は想定されておりません。

つまり、この状態は電動オープナーにとっては、オーバースペックという状況で、オープナーへの負担は非常に大きなものとなっております。

この状態を長く続けていると、そのうちオープナーにも不具合が発生し、トーションスプリングだけでなく電動オープナーも交換しなければならなくなりますから、その費用負担は結構な額になるはずです。

ですから、もしこうした状態でガレージドアをお使いの方がいらしたら、出来るだけ早くトーションスプリングを新しいものに交換して、オープナーに負荷を掛けないような状況に戻してやることが大切です。

勿論、そういった一連の作業の際は、ドアのバランス調整や他の関連部材の調子をチェックすることも忘れないで下さい。

ガレージドアは5年程度で定期的に点検し、15年程度でトーションスプリングや電動オープナーを交換していくことで、長く快適にお使い頂けます。

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大きなガラスは破損に注意

昨日、愛知県のお客様の輸入住宅で、輸入サッシのペアガラスをいくつか交換させて頂きました。

写真は、2階にある台形出窓(ベイ・ウィンドウ)の中央のガラスを新しいものに入れ替えた様子です。

窓は、ミルガード(Milgard)製の樹脂サッシで、ペアガラスの厚みも2cm以上、また一辺の長さが1mもある非常に大きなガラスです。

これだけ大きくて重いペアガラスだと、2階に持っていくだけでも大変ですし、何かに引っ掛けてしまえば割れる恐れもあるので、非常にリスキーな作業です。

今回ガラス交換をする原因は、サッシ枠とガラスとの境い目から雨が中に浸入したことと、ガラスを接着しているスペーサーが劣化して穴が明いたことです。

ペアガラスの底に雨水が溜まり、その水や湿気がスペーサーの穴からペアガラスの中に入り込んで、内部結露を起こしたりガラスが曇って汚れたりしてしまいました。

これを放置しておけば、そのうちガラスの接着が失われ、ペアガラスがそれぞれ動き出して最悪脱落する危険性も存在します。

そうならない為に、私たちは事前にペアガラスを採寸調査し、断熱性の高いLOW-E遮熱ガラスを準備しました。写真では、まだガラス押え(押縁)を取り付ける前で、ガラスの周囲に黒いスペーサーの部分があるのが分かります。

押縁材を取り付けた後、最後に外足場を使って、屋外側のガラスの周囲に防水処理を施します。

勿論、ガラスをサッシに固定する為に、接着性のある輸入の防水テープをガラスの周囲に隙間なく回してありますから、ダブルで防水対策を行っています。(実は、新築の際に取付けた状態では、屋外側のガラスの周囲に防水処理は行われていませんから、私たちの仕事は念入りで丁寧なものとなります)

あと、この外足場を利用して、他のサッシも全て防水処理を施しますし、気密パッキン材も交換する予定です。

言われなければそこまでしない業者さんが多いと思いますが、私たちは自分たちが納得出来る状態にするまで、手を抜くつもりはありません。

曇ったペアガラスが、透き通るようにきれいになるなんて、ほんと気持ちいいですよね。ただ、それにしても暑い!

<関連記事>: 全ての窓ガラスを交換しました (2025年9月10日)

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輸入住宅に結構取り付けられています

こちらは、長野県のお客様から交換品の調達をご依頼頂いたテイモア(Taymor)社製の古いドアラッチです。

部品の後ろの方に大きめの四角い穴が明いていますが、ここにドアノブの心棒を入れて回すと鍵爪が出入りするという仕組みです。

この四角い穴の位置は前後に動かすことが出来て、戸先から穴までの距離を60mmと70mmに設定出来ます。(写真は、70mmの状態です)

私たちがよく使うクイックセット(Kwikset)のものは、この穴の形状が特殊で他のドアノブ・メーカーのものには使えませんが、テイモアのものは比較的汎用性が高く、他社の一部ドアノブでも使えます。

ただ、似たような穴が明いたものでも、古いワイザー(Weiser)のドアノブで使われるドアラッチの穴は、少し小さめでこのラッチは使えないと思います。

輸入のドアノブ(ドアレバー)に使われているラッチは、メーカーによって仕様やサイズが異なりますから、注意しないと調達しても使えないなんてことになるかも知れませんよ。

あと、ドアラッチには、空錠タイプとキーで鍵が出来るドアノブ用の2種類が存在しますから、その点も注意が必要です。

こういった話を聞いてもよく分からないというお客様は、私共のような専門家に相談して、適切な交換用ドアラッチを手に入れるようにして下さいね。

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ペアガラスの採寸調査

輸入サッシのペアガラスが割れてしまったということで、先日茨城県のお客様の輸入住宅にお邪魔してきました。

サッシは、クレストライン(Crestline)製の樹脂ダブルハングサッシ。

上げ下げ窓の下窓のガラスにクラックが入ってしまったということで50社以上コンタクトを取ったそうですが、どこに相談しても対応してもらえない状況だったそうです。

樹脂サッシの場合、ガラスの周囲の押縁を外さなければ、ガラスの実寸法も分かりませんし、交換自体も出来ません。

ただ、クレストラインの建具の押縁は、コーナー部分の納め方がイモではなく、留めという斜め45度でカットして納めてあるというやり方で、外す為には適切な道具と慎重な作業がないと、ガラスが更に割れたり押縁を損傷させたりしますから、普通のサッシ屋さんは手を出さないかも知れません。

クレストラインは国内では入手不可ですから、押縁を壊してしまえば特殊なルートで輸入をしなければならず、修理代金よりも高く付いたり手間も半端なものでなくなる可能性があります。

勿論、ペアガラスもインチ単位で出来ていますから、そういったものを作ってくれるメーカーも押えておく必要があります。

ましてや、内蔵された飾り格子等は、以前の輸入ガラスと同じものが希望という場合、そういうディテイルにも拘らなければなりません。

ということで、少々遠いですが、私共 ホームメイドが愛知県から茨城県まで出張して、ガラスの採寸調査を行ってきました。

写真は、私が丁度押縁を外している様子です。格子のデザインや配置を合わせる為に、下窓のガラスだけでなく上窓のガラスも押縁を外して採寸してきました。

勿論、採寸後は建具を元通りに戻して、窓にちゃんと装着してきましたよ。これから見積をご提示して、OKを頂きましたら手配の方を進めていきたいと思います。また修理の様子は、後日ブログ記事でご紹介します。

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