お知らせ

珍しい室内ドア用ヒンジ

来週、お客様のトイレドア交換の時に取り付ける予定のドアヒンジです。

一般的に室内用のドアヒンジは、玄関ドア等の外部ドア用よりも小ぶりな大きさのものを取り付ける為、取付け穴の数も各蝶番に3つずつが基本です。

大きさは高さが89mm、ヒンジを広げた状態の幅も89mmで正方形となる形状をしています。

このドアヒンジはエムテック(Emtek)というドアノブ(ドアレバー)を作っているメーカーが製造しているものなんですが、角が全て四角の形状をしています。

室内用のドアヒンジは、角が丸くなったものが多く、四角のものはあまり見掛けないデザインだと思います。今回は既存のドアに取り付けられているヒンジが特殊であった為、このような形状のドアヒンジを取り寄せました。

ドアやサッシといった輸入資材の交換を行う場合、形や大きさが異なるものを取り付けると納まりがよくないことがありますので、極力オリジナルに近いものを取り付けるようにしています。

また、ドアの交換が完了した際には、記事に書かせて頂きたいと思います。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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ドアをしっかり閉じる為の緩衝部品です

京都のお客様から収納ドアとして使われるバイフォールドドア(折れ戸)の部品が欲しいというご相談を頂きました。

写真がその部品ですが、ドアの上枠レールの中に装着されていて、バネとバネとの中央の間にドアのピボット(棒状の金属部品)を入れてレールの中を左右に動くスライド・ガイドという部品です。

この部品があることで、折れ戸の開閉がスムースになり、尚且つドアがトップレールから外れないようにしてくれます。

バイフォールドドアは、2枚折れ戸と4枚折れ戸の2種類ありますが、2枚折れ戸の場合はこの部品を1個、4枚折れ戸の場合は左右の折れ戸に1個ずつ使います。

今回お客様からは1個のみ欲しいというご要望でしたので、2枚折れ戸の部品がなくなるか破損したか、4枚折れ戸の片側の部品がなくなるか不具合を起こしたかということだと思います。

写真のものは、不具合のない正常なスライド・ガイドのようですが、スチール製のレールに少し歪みが見受けられます。

レールが変形してしまうと、このスライド・ガイドが外れてきてしまったり、スライド・ガイドが途中で引っ掛かったりしてしまいますから、レールを交換するなり調整するなりといった作業が必要となります。

また、よくあるのが、スライド・ガイドに内蔵されているバネが長年の使用で飛んでしまいなくなってしまうというトラブルです。

このバネの力でドアがカッチリ閉まるという役目を果たしていますから、バネがなくなるとドアを閉めたつもりでもドアが自然と開いてきてしまうという不具合も発生します。

建築資材はどんなものでも役割がありますので、小さな部品一つでもなくなれば快適な暮らしが送れなくなります。

壊れたりなくなったりしたら、専門家に相談して早めに部品を調達すると共に、ドアの開閉がスムースになるような調整やドア自体の建て起こしを直してもらうことが重要です。

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劣化するとすぐに下がってきます

こちらの写真は、ケースメントサッシやオーニングサッシのロック金物として使われるリアマウント・ロックと呼ばれる部材です。

写真はお客様から頂いたものですが、周囲にカビや汚れが付いている状況からすると、浴室のように湿気が多い場所だろうと思います。

このロックは、レバーを上に上げると鍵が外れ、下げると鍵が掛かるというシンプルな仕組みになっています。ただ、長年使用していると、レバーを上げても手を放すとすぐに下がってしまい、窓を開けるのにすごくやりづらかったりします。

逆に、窓を閉めようとした時に、レバーハンドルが下がっている状況だと、ロック・フックが建具に干渉してしまい、いちいちレバーを手で持ったまま窓を閉めないとうまく閉まらないので、結構厄介です。

本来、このレバーは上げたままで固定出来るものなんですが、固定する部分が摩耗などして引っ掛からなくなってしまったのが原因ですから、金物自体を交換する以外に直す方法はありません。

ただ、このサッシ部品は今でもアメリカから手に入る状況ですので、今後の調達への心配はあまりないように思います。

輸入サッシの部品は、30年近く経っても部品メーカーから入手出来るものが多くありますので、壊れて交換したいという場合でも私共のような専門家にご相談頂ければ、何とかなるかも知れませんよ。

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ペラのロック・クレセント

横浜のお客様から輸入のダブルハングサッシのロック金物が欲しいというご相談を頂きました。

サッシは、ペラウィンドウ(Pella)ですが、ペラのダブルハングは気密をよくする為か上下の建具(障子)の噛み合わせが固いことが多いです。

そういう場合、薄い隙間材をクレセント・ロックの下に噛ませて、金物の位置を若干変えるという方法を取りますが、不具合状況によっては随分大変なこともしばしばです。

今回のお客様もそういう状況であったのか、長年鍵を掛けている間に鋳物で出来たクレセントが変形したり、裂けてきたりして交換を余儀なくされているようです。

形状・寸法が同じものは部品メーカーからも入手可能ですが、シャンパン色のこの金物はペラウィンドウからしか手に入らないレアものです。

そうは言っても、ペラもいつまで供給をしてくれるか分かりませんから、色を気にしないでクレセントを調達する日もそのうちやってくるでしょうね。勿論、その日に備えて、予備の部品をいくつか追加で調達しておくのもいいかも知れません。

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防水と排水が必要な勝手口ドア

こちらは、先日サッシや天窓のガラス防水処理をさせて頂いた静岡県の輸入住宅に取り付けられている輸入の勝手口ドア。

シングルハングの上げ下げ窓が付いているスチールドアですが、こちらのドアにもいくつか問題が発生しているようです。

お客様から現場で状況を案内頂いた訳ではないのですが、恐らく窓枠に溜まった雨水が外へ排出されずに室内へ入ってきてしまうのだろうと思います。

よく見ないと分からないかも知れませんが、窓の下枠には横長の排水口が2ヶ所設けられているのですが、そのどちらもプラスチックのフタが付いています。

こういう場合、ここは水抜きの穴であるべきなんですが、フタが付いていれば窓枠に溜まった水は外へ出ることはありません。窓枠内にどんどん雨水が溜まってくれば、当然水は抜け道を探して室内側へと行ってしまうかも知れません。

であれば、水抜き穴のフタを外してしまえばいいじゃないかということになりますが、そうすると強い雨風という場合にそこから雨水が逆に入ってしまうというリスクもあります。

ですから、私たちはこのフタを敢えて取らずにフタの下に小さな穴を明けて、水が排水されるようにしながら外からの水の吹込みを極力少ないようにするというやり方をします。(但し、小さなゴミで穴が塞がってしまわないように常にお客様自身で掃除をすることが必要です)

そして、樹脂製の窓枠とスチール製のドアとの間に隙間が生じています。こうなると、この隙間からドアの内部に雨水が浸入してしまい、スチールドアを中から錆びさせてしまうというトラブルが発生します。

ですから、窓枠の周囲の隙間を防水処理してあげることが必要ですし、その後ドア自体を防水塗装してやらないといけません。そうすることで、勝手口ドアを長く使うことが出来るようになりますし、雨でのトラブルもなくなるはずです。

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接着されてたら、開かないわな

昨日、以前修理をさせて頂いたことがある静岡県にある輸入住宅にお邪魔して、サッシの防水処理作業を行いました。

以前お伺いしたのは4年程前のことなんですが、その際「外壁の塗り直しなどで外部足場を組む際に、家中のサッシのガラス防水をやって下さい」という提案をしておりました。

そのことを覚えておいて頂いたお客様が私共に連絡を下さり、足場を組んであるので、窓の防水をやって欲しいというお話を頂きました。

こちらのサッシは、ハード(Hurd)製のものなんですが、建具のアルミカバーとペアガラスとの間に隙間が結構出来ていました。

恐らく、ガラスを建具に固定する為の防水テープが劣化して縮んでしまい、テープが薄くなった分だけ隙間が出来たのだろうと思います。

家中のサッシですから結構時間は掛かったのですが、何とか1日でやり終えることが出来ました。

その際、屋根にあるベルックス(Velux)製の天窓(トップライト)もメンテナンスをしていないということでしたので、そこの防水や気密パッキン材の交換も行うことになりました。

実は、この天窓についてお客様から開けられないというお話を頂いており、恐らくゴムのパッキン材が熱で溶けて窓枠にくっついてしまい、開けられないのだろうと思っていました。

写真は屋根に登って実際のトップライトの状態を撮影したものなんですが、上側のグレーの金属カバーが屋根に固定された窓枠を覆っているもので、つなぎ目を挟んで下側の金属カバーが開閉する建具を覆っているものです。

でも、ペアガラスの防水を行う為に、その2つのカバーを白いコーキング材で接着しているのが分かりますでしょうか。こうなると、開閉する建具が窓枠に固定されてしまい、窓を開けることが出来なくなります。

天窓の防水の為によかれと思いやったことだと思いますが、これをやった塗装会社さんの職人は全く窓の構造を理解していない状況でした。

この防水用のコーキングをきれいに取り除き、外装のカバー等を外した上で内部のウェザーストリップ(気密パッキン材)を交換したり、ガラスや取付けビスの防水処理を行ったりして、無事に作業を完了しました。

もし今回私たちにお客様から相談がなければ、今後ずっと天窓が開けられないという状態が続いていたでしょうね。

輸入住宅のメンテナンスについては、出来るだけ私共のような専門家に相談をして、その指導の下に修理業者さんにお願いして頂くとこういうトラブルはなくなるかも知れません。

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ようやくガラス交換が終わりました

昨日、岡崎市のお客様のおうちで、スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)のペアガラス交換作業が完了しました。

サッシは、カナダ バイナルテック(Vinyltek)製サイレンシア(SILENSIA)シリーズのスライディング・パティオドア。

もしかしたら、IMSカナダという国内メーカーが、OEMで国内製造していたものかも知れません(お客様からはIMSのサッシという案内がありました)。

本当は5月にガラス交換を完了するはずだったのですが、作業中に新しいガラスが割れてしまい、再度ペアガラスを手配したのですが、6月に入荷した際にガラスにヒビが入っていることが判明し、再々手配を掛けておりました。

通常はペアガラスの2枚共強化ガラスになっているのが北米では一般的なんですが、こちらのペアガラスは屋外側が強化ガラス、室内側が普通のガラスという仕様だったので、大きなガラスの取り扱いが非常に難しいものでした。

また、ペアガラスの中に飾り格子が内蔵されていますので、片方のドアだけガラスを交換すると、もう片方の既存の格子とデザインや位置が変わってしまう可能性があり、両方のドアのガラスを交換しなければならないというのもリスクが大きくなる要素でした。

それでも何とかガラス交換やガラスの外周りの防水処理を実施して、最後にドアの開閉調整や鍵の調整をして作業を完了することが出来ました。

掃出しサッシのガラスは大きくて重いですし、更に1枚は強化ガラスということもありますから、2階のベランダに位置まで持っていくだけでも結構大変ですし気を遣います。

そんなガラス交換ですから、普通のサッシ屋さんは仕事を嫌がる作業ですから、私共のような輸入窓の専門家に依頼するのが一番安心かも知れませんね。

<関連記事>: 不具合はガラスだけじゃない (2025年2月27日)

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玄関ドアの枠が腐っていませんか?

先日、豊橋にある輸入住宅でアンダーセン(Andersen)のダブルハングを建具交換してきたというブログ記事を書かせて頂きましたが、その際玄関ドアの腐ったドア枠も補修してきました。

玄関ドアの敷居付近の木製のドア枠に、10cmくらいの高さで穴が明いている状況でした。

写真は、その部分をカッターで切り取って中が見える状態にした所です。もしかしたらシロアリが随分繁殖していて、中も食い荒らされている状況かと思いましたが、幸いなことに中の構造材はきれいなままでした。

ですから、木の腐れは単純に雨水によるものだということになるのですが、ではどこから入ったか?

それは、タイルを張った玄関ポーチが建物にくっついた状態で施工されていたことと、ポーチの高さがドアの敷居と同じ高さであったことで、玄関ポーチの上の雨水がドアの敷居の下やドア枠の下へと流れ込んで、徐々にドア枠の木を腐らせたと考えるのが妥当です。

こうした施工は今でも新築の家で行われていることがありますが、建物構造の土台の木よりも玄関ポーチの高さが上に来たり、ほぼ同じ高さになっていたりすると雨水だけでなくシロアリ被害のリスクが高まります。

玄関ポーチの内部は土であるケースが多く、敷地の土と繋がっているので、敷地にいたシロアリがポーチの中から建物へと侵入することがよくあります。

それは、ポーチと建物が隙間ない状態で接している為、シロアリが人目に触れることなく建物に入り込むことが出来るからです。また、雨水も浸入してきますから、シロアリとの相乗効果をもたらすと更に被害が広がります。

今回は、玄関ポーチを壊してやり直すことはお金が掛かり過ぎて出来ませんから、木のドア枠をカットした部分に樹脂を混入して製造された腐らないドア枠を入れることで、将来ドア枠が腐ることを防止すると共に、敷居やドア枠にある隙間を防カビ剤が入った防水材で埋めることで雨水の浸入を防ぎます。

輸入住宅の玄関ドアは、ドア枠材に木を使うことがよくありますが、これが玄関タイルの下まで埋めてあったりすることが殆どです。

ドア枠材はタイルの面よりも少し上になるように施工し、雨がタイル面に溜っても直接ドア枠に触れないような納まりにすることが大切です。

もしそうなっていないなら、専門家に相談して早めに対処することが望まれます。

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建具交換、無事完了

一昨日、豊橋のお客様の輸入住宅でサッシの建具(障子)交換を行いました。

窓は2つ並びになったアンダーセン(Andersen)のチルトウォッシュ・ダブルハングサッシ。

随分長く雨漏れした状態だったせいか、上窓も下窓もどちらの建具も下枠部分が脱落寸前という状態でしたので、すぐにでもペアガラスが落ちてきそうな感じでした。

写真は、右の窓の上下建具を交換し、左は下窓建具を外して、次に上窓建具を外そうかというタイミングです。左の上窓建具の下にぶら下がっているのは、建具下枠の木の一部です。

もうほんと酷い状態であったことが、この写真からでも分かりますね。

今回は、外側のガラスの周囲を防水処理し、室内側の木部はお客様の要望で無塗装のまま取り付けました。本来であれば、パラペイントのティンバーケアで木部を防水塗装するんですが、ご自身で塗装をするから施工はいらないとのこと。

でも、日本にはまともな防水塗料がない状況で、どういった塗装をするのか心配です。それでも、外側は防水処理をしてありますから、今後雨で木が腐るということはないはずです。

ただ、適切な塗装をしていない木部は、カビや汚れが付く可能性がありますので、早めに作業をして欲しいと思います。尚、古い建具には飾り格子も付いていましたが、新しい建具を塗装する際に邪魔になりますので、取り外してあります。

<関連記事>: 上下建具の交換が必要 (2024年5月16日)

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雨に備えて、防水施工

愛知県のお客様のおうちのサッシ全てのメンテナンスを行っています。

建具が腐ってしまったマーヴィン(Marvin)のダブルハングの建具交換を皮切りに、他のダブルハングのバランサーやウェザーストリップを交換したり、ケースメントサッシやテラスドアの外部防水処理を行ったりしています。

写真は、2階に設置されたケースメントサッシの建具を外して、室内でガラスの周囲に青いマスキングテープを張った様子です。

マスキングテープを張らないで防水処理を行うと、防水材がきれいに施工出来ません。ですから、手間は掛かりますが、下準備をしっかりしてから作業を行うことが大切です。

1階の窓であれば脚立で外から作業が出来ますが、2階だと外部足場がないと仕事が出来ません。ただ、ペアガラスが入った大きな建具を外して、作業後に元の窓枠に戻すという作業は非常に困難で落下させるリスクもあります。

簡単そうに思う人もいるかも知れませんが、この暑さの中で重い建具を脱着するのは、慣れた人間しか出来ない仕事です。

でも、台風シーズンがやって来る前に、輸入サッシの防水処理を終えることは窓を長持ちさせる最高のメンテナンスかも知れません。

輸入住宅にお住まいの皆さんには、ペアガラスの曇りや内部結露を予防したり、木部が腐ったりしないように、新築から10年程度経った時にガラスの防水処理を行うことをお勧めします。

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