月末くらいに豊橋市のお客様の輸入住宅にお邪魔して、ベイウィンドウの全ての建具(障子)を交換してきます。
輸入サッシは、ペラウィンドウ(Pella)社製のアルミクラッド木製サッシ。
昔輸入住宅ブームの際に流行ったベイウィンドウとは、台形の形で張り出した出窓のことを言います。
両サイドに横開き窓のケースメントサッシが付いていて、中央には大きなペアガラスのハメ殺し(FIX)窓が入った三面鏡のようなデザインをしています。(たまに両サイドがケースメントではなく、上げ下げ窓の場合もあります)
それを全て交換することになった原因は、ガラスの周囲から雨水が建具内に浸入して、建具下枠の木部を腐らせてしまったことです。
ただ、それだけでなく、ベイウィンドウそのもののカウンター材なども黒ずんできているようで、これらは一度建具を外して見てみないと修復については何とも判断出来ません。
今回、交換用の新しい建具をメーカーに作ってもらいましたので、取付け前に屋外側のガラスの防水処理を行い、室内側の木部もカナダのパラペイントで防水塗装を実施しております。
輸入住宅を新築した工務店や住宅メーカーは、室内側の木部を防水性のないニスで塗るだけで、屋外側は何も追加の防水対策を行わないのが普通でした。
その為、30年前の輸入住宅ブームに新築したおうちの殆どは、雨漏れに拠る木枠の腐食やペアガラスの曇りに悩まされているというのが現状です。
特に、ベイウィンドウやボウウィンドウのように外壁よりも外側に張り出しているようなサッシは、雨水が大量に当たりますから、こうしたトラブルが発生するリスクが高くなります。
これから秋の台風シーズンに入りますから、今からでも雨漏れ対策を実施されることをお勧めします。
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